「むつき(睦月/陰暦1月)」

無垢な気持ちで
一日(ついたち)迎え
聞こえし鐘の音明ける年

「きさらぎ(如月/陰暦2月)」

清らかな冷たさに
さらさら舞う冬の精
乱層雲きらめく
銀の空

「やよい(弥生/陰暦3月)」

やわらかな光
陽気に誘う
息づく草花 走る風

「うづき(卯月/陰暦4月)」

有為転変(ういてんぺん)
冷たい月のやさしい光
兆す風に舞う桜

「さつき(五月/陰暦5月)」

さえずる風の音(ね)
爪弾く明日
綺羅星瞬く千代の日々

「みなづき(水無月/陰暦6月)」

水鏡に落ちる
夏を追う空の雫
紡ぐ季節の歌声
きらめいて

「ふみづき(文月/陰暦7月)」

振り仰ぐ蒼天
見果てぬ空の果て巡り
使いの風が鳴らす音色
九夏のはじまり運びながら

「はづき(葉月/陰暦8月)」

華咲く空見上げ
伝う鼓動身をまかせ
季節のリズム感じてる

「ながつき(長月/陰暦9月)」

凪の午後
柄にもなく風を乞う
月白の時間
帰結しゆく星々の休息

「かみなづき(神無月/陰暦10月)」

風舞う夜明け
水鏡揺れる空
流れる時の中
綴り綴られ
帰する場所ひとつ

※一般的には「かんなづき」と言いますが
「ん」で作れないので「かみなづき」として
います。

「しもつき(霜月/陰暦11月)」

染みわたる
求め求めて
月の下
記憶のかなた夢一夜

「しわす(師走/陰暦12月)」

四季折々徒然のままに
笑って泣いて進んで戻って
過ぎ行く年の瀬思う今日


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